まちがった終活をしないために ~今を生きるということ~
ここ最近、有名タレントによる「終活(しゅうかつ)」のTV番組をよく見かける!
来る後期高齢化社会に向かい「終活」への在り方が今問われる時代が来たようだ。
とはいえ、自分がなくなった後のことは誰しも想像しにくいだろう
テレビや雑誌の「終活」の記事を観て、なんとなく葬儀社や地域主催の「終活セミナー」で教わった通り、
葬儀の見積書をもらいに行ったり、葬儀社の積み立てシステムの会員になったり
自分が入るお墓をあらかじめ用意したり・・・
なかには、遺言書を残された方もおられるのではないでしょうか!?
そして、これで「終活もしたしこれで一安心」と思われてはいませんか!?
遺言書を残されたことやお墓を用意していることを誰かに
「ちゃんと伝えることが出来ていますか!?」
最近こんな話を司法書士の先生からお聞きしたのですが、ある老夫婦のご主人が突然亡くなり、お葬儀も終わり少し落ち着きを取り戻したころ亡くなられたご主人の書斎から「遺言書」と書かれた1通の封筒が出てきたそうです。
奥様はこの封筒を開けずに、先生の所へ相談に来られたというのですが
もしこの時、「封筒の口が空いていたら」その遺言書は無効になっていたというのです!この時先生は奥様に
「よく封を切らずにお持ちになられましたね」と声を掛けられたとのことです。
そして、司法書士の先生曰く
こういった事例はよくあることらしく、大概の方は封を開けてしまった状態で持ち込まれるそうです!封を開けてしまったらその遺言書は無効です!
ここまでは遺言書にまつわる話でしたが、こういった事例は「お墓」にも言えるようです。生前お墓を用意していたにも関わらずその「お墓」に入れないというケースが急増しているといわれています。
近年核家族化が進み家族に頼ることの出来ないひとり暮らしの高齢者が急増しているいわれています。「都会の孤独死」と一時は問題にもなりましたが、解決されているわけではありません!
そういった孤独死の場合、ご家族が見つかれば良いのですが最悪は身元もわからず、生前立派なお墓を用意していたとしても、それを探すすべもなく無縁墓地に葬られることになってしまいます。
また、認知症を患ってしまった場合も、「終活」が無駄になってしまうケースもあるでしょう!
遺言書の話やお墓の話! 両者に共通しているのは「終活」をしていたにも関わらず
身近な家族にさえもそのことを「伝えることができていない」ということです。
終活とはひとりで出来るものではありません、夫婦やご家族 近年では気の知れたお友達と一緒にお墓に入る「墓友」と呼ばれるような活動もあるようです。
「終活」とは決して一人でするものではなく、その活動を通して残りの人生を悔いの無いものにするための「活動」です。
総合葬儀和(なごみ)では、そういった「終活」のご相談にもお答えいたします。
下記リンクにはこの度、無料エンディングノートもご用意いたしましたので、皆様のより良い「終活」のためにお使いいただければ幸いです。