※要注意 終活の落とし穴 「デジタル遺品」
各地で開催される「終活セミナー」
参加したという方も多くなってきたことと思います。
こういったセミナーでは参加者に「エンディングノート」を無料配布しているようですが、セミナーに参加したといってもなかなか書けるものではないようです(*_*; やはり自分が死ぬということを前提としたものを残すというのは、ちょっと照れくさいのと拒否反応がおきてしまうのでしょうか!?
しかし、生を受けたものは必ず死にます。この事実に間違いはありません!少なくても2017年現在では・・・
古来から「立つ鳥あとをにごさず」と云います。自分がいなくなった後、大切な人に迷惑をかけないためにも最低限のことは残される側の人のために残してあげることを心がけましょう。
もちろん、もうちゃんと書いてあるという人もいると思いますが、ここで見落としがちなのが
近年問題になりつつある「デジタル遺品」です!
「デジタル遺品」とはパソコンやスマホに残された財産(負の財産も含め)のことです。
例えば、通帳やカードの無いネット銀行やネット証券、FXのようなネット為替これは特に注意が必要で大暴落などでかなりの負債を追ってしまうケースがあるようです。あとは最近意外と増えてきているアフェリエイト(blogなどからの広告収入)をしておられる方、ブログやアフェリエイトを独自ドメインで運営されている方は月々のドメイン代、サーバ費用が自動引き落としされています。かなりの広告収入を得られている方などは亡くなるまでに発生した収入は残された方に財産として残せるようです。権利を移行でいる場合などもあるようなので登録されている 【ASP(Application Service Provider)】にあらかじめ問い合わせるとよいでしょう。
以上はほんの一例ですが、どれも「パスワード」によって管理されているため、もし突然この世を去ってしまった場合残された方は大変苦労することになってしまいます。パスワードの紛失などで再発行された方はこの苦労が分かると思いますが、これが本人がいないとなれば・・・
その苦労は想像できるのではないでしょうか!?
そして、パソコンをきっちり管理している人に多いようですがパスワードや登録先をパソコンで管理している方!パソコン自体も電源を入れログインパスワードを打ち込まないと開くことができないため、他人に推測されない場所に紙ベースで残すことも検討したほうが良いでしょう。
もちろん、どこの何に登録していてどうやってログインするかなど細かく記載してあげるとよいでしょう。
そして、何より伝えることが大切です。
最後に、近年デジタルカメラやスマホの普及で紙ベースのアルバムを残す方も少なくなり、パソコンやクラウドのサーバーに大切な思い出を残される方が増えています。この思い出の写真や動画も立派な「デジタル遺品」です。この素晴らしい遺品もパスワードが分からなければただの箱です。自分だけは大丈夫と思わず、「残す側」「残される側」もご一緒に のこされた人生を充実したものにするための「終活」をされてみてはいかがでしょうか!?